喜如嘉の芭蕉布

8日目は沖縄の旅のクライマックスと言っていいでしょう。

なんと人間国宝の平良敏子さんにお会いしたのです!

芭蕉布会館に行ったのは3回目でした。
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開館時間前だったけれど、外でお花を見ていたら会館の方がどうぞと入れてくださいました。
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「先生が2階にいらっしゃいますよ」とおっしゃいます。

「えーー!先生ってあの平良敏子さんですか?」

「はいそうですよ。いつもは病院などに行かれるので午前中はいらっしゃらないのですよ」

「今日はお客様がいらしてるのでどうぞ!ラッキーですね!」

もじもじしていると・・・「先にビデオを見ますか?」と職員さん。

芭蕉布が出来上がるまでのビデオ鑑賞15分くらい。
うーん!芭蕉布1反数百万するのは仕方ないかな。
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バナナみたいだけど糸芭蕉です。
この糸芭蕉が透け感の美しい蝉の羽衣のような芭蕉布になります。

着物salon春夏号の平良敏子さんです。
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昨年12月29日に会館近くで撮影されたんですって。
当日は凄く寒い一日だったそうですが、さすがプロですね夏みたい。

美しい90歳ですね。


さておそるおそる2階に上がった私の目の前に、可愛いらしいおばあちゃまお二人がちょこんと座ってお茶されていました。

おはようございます~とあいさつした私。
んんーーん!平良敏子さんでしたぁ~
「どうぞ中へ入って見て行ってくださいね」
「はい!」気さくな方なので安心して工房の中へ入りました。

織り機が10数台(15台くらいかな)あり、若い女性3名の方が一生懸命トントンしていらっしゃいました。
後継者が育っているんだな~とちょっと安心しました。
お仕事の邪魔にならないように工房見学。
気の遠くなるような工程です。
沖縄の北の端の山原で織られてている芭蕉布、後世に伝えたい素晴らしい織物だということを実感しました。

お礼を言って1階に降りると平良敏子先生が降りてこられました。
お弟子さんが先生と呼んでいらしたので私も先生と呼びました。
「どちらからいらしたのですか?」と聞かれたので「徳島です」と答えると・・・
「私も徳島に住んでいたことがあるんですよ」ですって。
わ~い!なんだかうれしくなりました。

調子に乗った私、握手していただき会館前で一緒に記念撮影。
藍がしみ込んだ小さな手を両手でそっと握手。

この方が戦後途絶えてしまった芭蕉布を蘇らせた方なのですね。
沖縄の底力を実感しましたよ。
人間国宝平良敏子先生は気さくで可愛いらしい方でした。

***
芭蕉布を着ることは一生ないのでしょうが、ホンモノを残してほしいですね。
by tumugihime | 2011-05-16 23:41 | 着物 | Trackback | Comments(2)
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Commented by グリ-ン at 2011-05-18 20:32 x
いつもブログをみせてもらっています.私も織物経験者として,芭蕉布にはとっても興味があります.人間国宝の平良敏子さんに会えるなんて,なんということでしょう!おまけに,徳島にすんでいたなんて,,感動の旅でしたね.こういう旅も楽しいものですね.とっても参考になりました.
Commented by tumugihime at 2011-05-19 22:37
グリーンさん!
ご訪問ありがとうございます♪
そうなんですよ。平良敏子さんが徳島に住んでいらしたなんて、うれしいですよね。芭蕉布のお話はまたゆっくりしましょうね^^

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